2021年08月31日 (更新 2021年09月28日)

今日から役立つ「防災食」アイディア山盛り!オンラインイベント「みんなで学ぼう防災料理」レポート

9月1日は防災の日。そこでSnapDishでは、防災士・災害食専門員などの資格を持つ防災食アドバイザーの今泉マユ子先生を迎え、マルコメさんにもご協力いただいて、「みんなで学ぼう防災料理」というオンラインイベントを開催しました!被災時だけでなく、毎日の調理にも役立ちそうな驚きのテクニックの連発に、イベントは大盛り上がり。その一部をレポします!

提供元:マルコメ株式会社

講師は19冊もの著書を持つ料理&防災のスペシャリスト!


今回の講師は、管理栄養士・防災士・災害食専門員の資格を持ち、なんと19冊も著書があるという今泉マユ子先生。この7月にも2冊の本を出版されたばかり。
Zoomでのご参加者は、sana_ayaさん、ままみさん、きゅうちゃん、あっちゃんさん、ゆかのさん、プーティさんの6人。皆さん、この時はまだちょっぴり緊張されている表情ですね…。

衝撃!防災食のコツは、「備蓄」より「消費」

Zoom参加の皆さんには、先にお送りしている「体験キット」を使って、今泉先生といっしょに防災クッキングを体験していただきます。

冒頭、今泉先生から「皆さんの防災食の考え方を、変えていただきたいんです」という、衝撃的なメッセージが…!
「防災食」というと、“どれだけ長持ちするか"を基準に食品を選びがち。でも今泉先生によると、賞味期限が長い食品ほど買ったまま忘れて、いざという時に食べられなくなっていることが多いそう。

だから一番好きな食品を、どんどん食べながら常に買い足して備蓄しておく「ローリングストック」が大事なのだとか。「被災した時に、『大好きなあれが食べられる!』と思うと、それだけでも明るい気持ちになれます」。確かに…。

賞味期限を忘れないためには、「しまいこまずに取り出しやすいところに置く」「買った時に賞味期限をマジックで大きく書いておく」といいそうです。

もうひとつ大事なのは、電気や水が止まった時のために、カセットコンロとボンベを常備しておくこと。

少しのお湯で何種類もの料理が一度にできる「お湯ポチャレシピ®」!


今回教えていただくのは、(今泉先生が名づけた)「お湯ポチャレシピ®」。ポリ袋に材料を入れて湯せんする調理法なのですが、電気やガス、お水が使えない災害時に、本当に便利なのだとか。
「災害時にラクということは、普段の生活に取り入れてもラクなんです」。
今泉先生は去年、足を骨折した時に1か月間、このお湯ポチャ調理だけで乗り切って、そのラクさをあらためて実感したとか。ラクな理由は以下のとおり。

・お湯が汚れないので、何度でも繰り返し使える(蒸発した分を足すだけ)
・調理の洗いものが出ない
・複数の料理を一つの鍋で調理できる
・ポリ袋を食器の上に広げてそのまま食べられるので、食器の洗いものも出ない
・衛生的

お湯ポチャ調理【準備編】

ポイント①
必ず「高密度ポリエチレン製ポリ袋」を使うこと。
「意識して見たことがないので気づいていないと思いますが、スーパーやドラッグストアで売っていますし、100円ショップのダイソーでも売っています。『スマートキッチン』や『アイラップ』などいろんなブランドがありますので、“湯せん対応"であることを確かめ、半透明のものを選んでください。」
ポイント②
鍋の底にお皿を敷いておくこと。
「高密度ポリエチレン製ポリ袋は耐熱性ですが、鍋底の熱い部分に触れたままだと穴が空く可能性もあるからです」。ちょうどいいサイズのお皿が無ければ、紙皿は鍋の大きさに合わせてカットしてもOK。何度も使うとふやけてしまうこともあるので、アルミホイルでくるむといいそうです。

ポイント③
お鍋は蓋つきを。ふたがあれば余熱調理もできて、より効率的です。

お湯ポチャ調理【実践編】①…ご飯を炊く


1人分として、無洗米75g(1/2合)、水100ml(1/2カップ)をポリ袋に入れます。「無洗米が無かったら、普通のお米を洗わないでやってみてください。気になる方は洗ってください。その分のお水も忘れずに備蓄してくださいね」。
袋に入れたら空気をしっかり抜いて、根元をキュッと締め、斜めに引っ張り上げるようにしてねじりあげ、上をしっかり結びます。
「下で結ぶと加熱で膨らんだ時にパン!と破れる可能性がありますし、器にかぶせて盛り付けする時、まわりにこぼれて器を汚してしまいます。上で結んでいれば、盛り付ける時にもラクですし、ほどきにくくてハサミでチョキンと切っても、後からゴミ袋に再利用できます」

火をつけたお鍋に入れますが、この時、袋が外にはみ出ないようにしてふたをしめます。沸騰したら、そこから20分。火を止めて10分蒸らすと完成。

ここからはいよいよ参加者の皆さんといっしょにお料理を作っていきます。

お湯ポチャ調理【実践編】②…キーマカレー作り

続いて、マルコメさんの「大豆のお肉」ミンチタイプや、ドライパックの豆、コーンなどを使ったキーマカレーです。調味料は、ケチャップやコンソメ、カレー粉など、いつも家にあるものばかり。
「災害時にはたんぱく質と食物繊維が不足しがちですが、大豆のお肉はその両方が摂れるのがいいですね。豆とコーンのドライパックは、水煮と違って水を切る手間がなく、そのまま入れられるのでオススメです」

食器にポリ袋にかけ、材料を全部入れたら、よーーくモミモミします。

みんなで真剣にモミモミ。なんだか不思議な光景ですが、お子さんたちは大喜びで楽しそうに参加しています。
ここでもうひとつのコツ。お湯ポチャする前にできるだけ薄くしておくと、熱が通りやすいです。

2ポチャ完了。

ここでプーティーさんからナイスな質問が。「お湯はグラグラ煮たてたままでいいのでしょうか?」
今泉先生「90℃以上を維持するために、いちど沸騰したら吹きこぼれないように中火から弱火にしてください」

チャットからも質問。「カレールーでできると嬉しい、顆粒タイプでもいい?」
今泉先生「もちろんいいですよ!家にあるものを活用するのが大事です。でも災害時に、必ずカレールーが家に残っているとは限らないので、今回のレシピのように、いつも確実に家にある調味料で作ってみましょう」

お湯ポチャ調理【実践編】③…おみそ汁


これも簡単。乾燥野菜と「料亭の味フリーズドライ粒みそ」、水をポリ袋に入れてモミモミ。

「常温で置いておける粒みそは本当に便利なんです。水を入れれば、すっすっすっですぐ溶けますしね」
「支援物資で来るのは、おにぎりや菓子パンが多いです。でも自分の好きなおみそ汁を熱々で飲めたら、それだけで日常を取り戻すことができますよね。だからいつでも温かいおみそ汁を作れるようにしておいて欲しいんです」
真剣な表情でお水を注ぐきゅうちゃんさんのお子さん。親子でいっしょに実験感覚でお料理を楽しめますし、お子さんへの食育にもなりますよね。

ゆかのさんとお子さん。参加したお子さんはみんな、このモミモミのお手伝いが大好きな様子。

ひとつの鍋で3ポチャ。おみそ汁はこの後、5分でできます。

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